真夏の凄まじい暑さは少し和らいできましたが、皆さん、熱中症は実は冬でも起こっているのをご存じでしょうか?
熱中症とは
熱中症とは、体温が上昇して体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節ができなくなり、めまい、痙攣、頭痛などの症状が出るものを指します。
夏の暑い時期に、汗をかくと大量の水分と塩分が体内から奪われるので、夏に熱中症が多いことは理解できますね。
冬でも熱中症は起こる
この熱中症、実は冬にも起こっているのをご存じでしょうか?
こちらはJapan Sports Councilのデータですが、2月や11月にも熱中症が発生しています。
急激な気温上昇には注意
熱中症は、上昇した気温に体が慣れていない時に発生しやすいです。
暑熱順化という言葉をご存知でしょうか?
これはまさに“体が暑さになれること”を指しています。
体が暑さに慣れていれば汗をかきやすくなります。つまり体内の熱を逃しやすい状態になり、熱中症を防ぐことができます。
冬に急激な気温上昇があった場合は、この暑熱順化ができていないので、気温が低くても熱中症になる場合があるのです。
急に気温が上昇した日や、長時間に渡る運動を伴う学校行事などの際は注意が必要です。
秋、冬も熱中症には十分気をつけましょう!