ストレッチは必要??/ストレッチ/コンディショニング/障害予防

2022/11/11 | コンディショニング

スポーツ愛好家の方々からよくこんな話を聞きます。

ストレッチはいいって分かってるんだけど、やらないんだよねー。

ストレッチにかかる手間暇を考えると、こんな気持ちになるのも分かります。

今回はこんな方々に、ストレッチがどんなことに効果があるのかを理解していただいて、少しでもモチベーションアップに繋げて頂ければと思います。

疲労除去

運動後は疲労感が必ず出ます。

その疲労感をさらの助長するのが筋肉の張りです。

筋肉の張り感そのものを疲労と考えることもできます。

ストレッチは筋肉を伸ばす行動ですが、ストレッチをやめれば筋肉は元の状態に戻ります。

この時に筋肉内ではポンプ作用が働き、血流の改善が起こります。

この局部の血流改善によって、筋肉内にリカバリーを行うための酸素や栄養を送り届けられます。

この現象の結果、筋肉の張りが改善され、疲労感の改善に繋がります。

怪我の予防

運動し疲労することで、筋肉の柔軟性の低下、張りが発生します。

その筋肉に大きな負荷が加わった際に、筋肉が切れてしまうのが肉離れです。

普段からストレッチを行う、更に練習、試合前にストレッチを行うことで、筋肉に負荷がかかった際も、肉離れを起こしにくくできます。

体のバランス改善

筋肉は骨に付着して、骨格を支えたり、関節を動かしたりします。

その為、筋肉の張りが出ると付着している骨を引っ張ることになります。

筋肉の張りが柔軟性低下にまでなってくると、常に骨を引っ張る形になるので、いわゆる骨格のズレが生じてきます。

これが慢性痛に繋がりやすいのです。

すなわちストレッチを十分に行うことで、骨格の歪みを防ぐ助けになるのです。

睡眠の質改善

ストレッチの効果の一つに、リラクゼーション効果があります。

30分程度の全身のストレッチを行うことで、交感神経優位から副交感神経優位に変化させることが明らかになっています。

副交感神経優位になると、体はリラックスし、心拍数は低下し、眠りにつきやすい状態になります。

いかがでしょう?

少しストレッチを続けるモチベーションになったでしょうか?

ストレッチも短期的にでは十分な効果を発揮できません。

続けてこそ意味があるのです!

皆さん、ぜひストレッチを習慣にしてください!