前鋸筋と腹斜筋を同時に鍛えるエクササイズ/前鋸筋/腹斜筋/エクササイズ

2022/11/17 | トレーニング

前前々回は前鋸筋に関しての記事を書きました。

前回は同時に鍛えるべき筋肉として腹斜筋を取り上げました。

今回は前鋸筋と腹斜筋を同時に鍛える、コスパの良いエクササイズをご紹介します。

前鋸筋と腹斜筋

前鋸筋は、胸郭外側面の肋骨部分から始まって、肩甲骨の肋骨側内側縁に終わる筋肉です。

説明がわかりにくいですよね。

図で見ると分かりやすいので、こちらをご覧ください。

                      プロメテウスより

前鋸筋の主な役割は、肩甲骨を前外方に動かす事です。

また前鋸筋は、腕を動かす際に肩甲骨を安定させる“スタビライザー”の役割があります。

“ドアの蝶番部分”がグラグラしていたら、ドア全体がグラグラしてうまく動かないですよね?

そんなイメージです。(これでも十分分かりにくい表現かも…)

腹斜筋(内腹斜筋、外腹斜筋)は、腸骨稜や鼠径靭帯などと下部肋骨とを結ぶ筋肉です。

こちらも分かりにくいですよね。

分かりやすくするには、図で見るのが一番です。

                        プロメテウスより

こちらは体幹を捻る、曲げる際に使われます。

また腹斜筋は、体幹の安定性にとても大きな役割を果たします。

理想的な腕の動きには、二つの筋肉が連動する必要がある

体幹部(胸郭)の上に肩甲骨があり、肩甲骨の先に腕があります。

これは2階建ての家をイメージしてもらえると理解しやすいです。

基礎部分が体幹部、1階屋根部分が肩甲骨、2階屋根部分が腕です。

1階屋根部分がしっかりするには、基礎部分がとても大切です。

2階屋根部分がしっかりするには、1階屋根部分と基礎部分がとても大切です。

腕の動きに関しても、これと同じことが言えます。

すなわち

肩甲骨の安定性には、体幹部の安定性が必要

腕を動かすには、肩甲骨の安定性と体幹部の安定性が必要

どうでしょう?理解して頂けましたか?

今回紹介するトレーニング

今回ご紹介するトレーニングは、腕のしっかりした動きに必要な肩甲骨を安定させる前鋸筋と、体幹を安定させる腹斜筋を同時に鍛えるエクササイズです。

四つ這いになります。(手のひらと膝は近めが良いです)

ボディポジションを高くして、その高さをキープしながら上半身を捻ります。

この時に下側のお腹(腹斜筋)に収縮感があれば成功です!

ぜひトライしてください!