今回は慢性腰痛の方が絶対に知っておくべき体のポイントについて書きたいと思います。
それは“腹筋の左右差”です。
皆さんは自分の腹筋の左右どちらの収縮が弱いか、気にしたことがありますか?
“腹筋に左右差なんてあるの?”
“腹筋の左右差なんて考えたこともない”
ほとんどの方がこんな感想を持つと思います。
あるいは
“私は常日頃から腹筋を鍛えているから左右差はない”
“特に痛みもないし、左右差はないと思う”
と思っている方も多いと思います。
私の今までの経験では、ほとんどの方が腹筋の左右差があると思っています。
その差がある一定以上存在した場合、どこかのタイミングで腰痛が始まる認識です。
どのタイミングで始まるかは、個人差が大きいと思います。
筋力、年齢、生活習慣、色々な要素が絡まり合って、どこかのタイミングで出現するのだと思っています。
すなわち、腰痛を防ぐ為には、“腹筋の左右差を、ある一定以内に収めておく”事が重要だと思います。
左右差は少なからず必ずあります。この左右差が大きくならないよう、普段からチェックし、補強を続ける事が大事なのです。
世の中にはたくさんの腹筋トレーニングが紹介されています。
どの腹筋トレーニングがいいというより、自分がしっかり左右の腹筋を意識できるトレーニングをチョイスして貰えればと思います。
私のブログでは、自分でできる腹筋の左右差をチェックする方法をお教えしたいと思います。
- まずは横向きに寝ます。
- 両手は自分の体が安定する位置に置きます。この際何かに掴まらないでください。
- 体を一直線にします。
- 両足を一緒に床から持ち上げます。
この時にどちらかが持ち上げにくいと感じるはずです。
その時、上に来る側の腹筋が弱いことになります。
皆さん、トライしてみましたか?
自分の弱い側の腹筋が左右どちらか、理解出来ましたか?
病院での検査で、ヘルニアや分離症などがないと診断が下って、さらに内科的な問題がない場合、体のバランスの悪さからくる腰痛が考えられます。
その様な方は、ぜひこの方法で自分の腹筋の左右差を理解してください。