慢性腰痛になりやすい原因の一つにフラットバックがあります。
今回はフラットバックについてです。
フラットバックとは
背骨は、①頚椎、②胸椎、③腰椎の3つで構成されています。
そして頚椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯の形をしています。
これを生理的弯曲と言います。
この生理的弯曲が少なく、真っ直ぐに近いものをフラットバックと言います。
なぜフラットバックは良くないのか
歩く、走るなど、背骨への衝撃は、背骨の弯曲部分が撓みクッションとなることで衝撃を吸収します。
しかし背骨が真っ直ぐの場合、クッション性がないため衝撃を吸収できず、その負担が筋肉や椎間板などにかかります。
その為、筋肉や椎間板などへ負担がかかり、腰痛の原因となる場合があります。
フラットバックは腰だけの問題ではない
フラットバックは、腰の骨だけが真っ直ぐになるのではなく、背骨全体で真っ直ぐになります。
その為、頚椎の前弯も少なく(最近でいう“スマホ首”)、肩こりや首痛の原因にもなります。
フラットバックを改善するには
フラットバックは背骨が真っ直ぐになって、一つ一つの関節が動きにくく硬くなっているのが特徴です。
つまりそれを改善するには、一つ一つの関節を“動かす”ことが大切です。
そこで最も効果的な運動が“キャット&ドッグ”です。
図のように四つ這いとなり、背骨を曲げたり反らせたりする運動です。
大切なのは力まず、楽に大きく動かすことです。
決して力んではいけませんよ!