肩甲骨の正しい位置をご存知ですか?
肩甲骨の位置がずれていても、正しい位置を知らなければ、ずれているのも分からないですよね?
まずは基本のキとなる正しい位置を知りましょう!
肩甲骨を高さ、前額面、水平面の切り口から説明します。
まずは高さ
解剖学的に言えば、胸椎2番の高さになります。
ちょっと分かりにくい方がほとんどだと思います。
頚椎を順番に下の方に触っていくと、他の骨より飛び出ていて、しっかり触れる骨があると思います。
これが胸椎の1番になります。
この下の骨が胸椎2番になります。ここの高さに肩甲骨の上縁があるのが正しい位置とされています。
次に前額面
前額面での肩甲骨の正しい位置についてです。
これは内側に10度ほど傾いているのが正しいとされています。
これも分かりにくいですね。
肩甲骨を触ると内縁を触ることができます。
この内縁が10度背骨から傾いているのが正しい位置となります。
10度は小さい角度ですので、肩甲骨の内縁がほぼ背骨と並行と考えて頂いていいと思います。
最後に水平面
水平面では肩甲骨は30~35度ほど前方に傾いています。
これは肋骨の影響です。
肩甲骨は肋骨の上に位置するので、水平面の位置に関しては肋骨の影響を受けます。
ご存知の通り、肋骨は体を囲むような形をしていますので、その上にある肩甲骨もそれに合わせて傾きます。
それがおおよそ30~35度という角度になります。
今回の正しい位置というのは、あくまで一般論です。
それぞれの身体的特徴により、多少の違いはあります。
ご自分の肩甲骨が正しい位置にあるのかどうか、正確に知りたい方は是非専門家の先生に診てもらいましょう。
FIET Conditioningでも肩甲骨の位置に関しては、チェックし患者様にお伝えしています。
お近くの方は是非来院ください。