FIET Conditioningを来院される方の中で一番多い悩みは、腰痛です。
特にその中でも多いのが分離症。
今回は、そんな分離症について、解説したいと思います。
FIETに来られない方でも、少しでも分離症についての情報を皆さんに伝えられたらと思い、今回のテーマにしました。
分離症とは
“腰椎の椎弓部分が分離した状態のこと”です。
医学書院 プロメテウスより (赤丸部分が第4腰椎の椎弓部分)
分離症は、成人になってから形成されるのではなく、骨が未完成である小学生や中学生までに形成されます。
子供の骨は発達段階であり大きく変化する時期なので、この時期に腰椎への負担が大きいと、一番負担がかかる椎弓部分が“疲労骨折”し、分離してしまうのです。
症状は運動中の痛みや、長時間同じ姿勢でいた後の動き出しの時の痛みなどです。
分離症はどう治すのか?
早期発見ができれば、安静にすることで疲労骨折した部分を癒合することが期待できます。
ですので、異変を感じたら出来るだけ早く病院でMRIやCTで画像診断してもらうのが適切です。
ただ“疲労骨折”から時間が経過してからの発見の場合(この場合がほとんどだと思いますが)、残念ながらこの分離した部分が再び自然に“くっつく”事はありません。
ではこの場合、どう対処すればいいのか?
この場合は、病院でドクターが保存治療を選択されるのがほとんどです。
この保存治療で大切になってくることは、“どうお付き合いしていくか”という事です。
何もしなければ現状のままか、悪くなるかのどちらかになってしまいます。
(その日の状態で良い日ももちろんありますが)
現状を少しでも改善していくためには、まず自分の身体の特徴を知ることが大切です。
保存療法でも大事な事とは?
まずはしっかりと過去からなぜ分離症になったのかを振り、現状を把握します。
- 今の自分の体のバランスがどうなっているのか。
- 日常生活の中に悪い動きのクセはないか。
- 働きの悪い筋肉はないか。
- 動きの悪い関節はないか。
- 柔軟性は十分なのか。
現状を知ることができれば対策を考えられます。
具体的な対策とは?
一人一人のカラダが異なるように、一人一人によって対策が変わるので、患者さまと一緒になって対策を考えていきます。
- 腰に負担の少ない体のバランスを獲得するにはどうすればいいか。
- 日常生活の悪い動きのパターンを直すにはどうすればいいか。
- 働きの悪い筋肉を強化するにはどうすればいいか。
- 関節がスムースに動くようになるにはどうすればいいか。
- 十分な柔軟性を獲得するにはどうすればいいか。
もちろんネットで調べれば、多くの、自分で出来る対策を知ることが出来ます。
しかしご自分の身体の特徴を知らずにエクササイズやストレッチを行えば、ターゲットとする部分にそれらが合わない可能性があります。
エクササイズやストレッチは、ご自分の身体に合うものをチョイスし、カスタマイズする必要があります。
ご自分の身体にあったエクササイズやストレッチをチョイスし、継続して行い、痛みをコントロールしながら分離症とうまく付き合っていく。
保存治療の場合は、これが最も重要であり、全てです。
診療のご案内
FIET Conditioningは鍼灸マッサージ治療院ですが、現在の身体の特徴やクセを発見できる所が強みであり特徴です。
現状の身体を理解し、痛みを減らす治療を行い、筋肉や関節の機能を上げ、腰に負担がかかりにくいバランスの良い身体を獲得する。
分離症は症状や身体のバランスをコントロールして行くことが大切です。
痛みの改善がない方や、毎年どこかのタイミングで痛みが強くなる方など、
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また、初回診療では、10分相談が無料となります。(10分相談でお帰りになって頂いても全く問題ございません。
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