FIET Conditioningには、たくさんの中学生、高校生が来院しています。
これらの中学生、高校生の来院理由のほとんどが、分離症とヘルニアです。
分離症の病態については、過去ブログで書いていますので、ぜひ一読ください。
今回は、そんなお子様をお持ちのご両親向けに、分離症、ヘルニアに対して、どの様に対応すればいいのか、そんな不安を解消するための記事をお書きします。
異変に気づき、早めに対応する
分離症は、骨が発達段階で未形成である小学生や中学生の頃にほぼ起こります。
分離しているか、していないかは、レントゲンを撮らなければ分からない為、小学生、中学生のお子様が腰が痛い仕草をしている場合は、できるだけ早く病院にてレントゲン検査を受けてください。
以前のブログにも書きましたが、分離して初期であれば、6ヶ月ほどのコルセットによる固定と安静で、分離した部分が元通りになる可能性があります。
できるだけ早い発見と対応が大切です。
保存療法の際の考え方
ただ分離初期は痛みが出ない場合も多くあります。
その為、痛みが出たときは分離してから時間が経ってしまっていることが多いです。
この場合は分離した部分が再び元通りになることはありません。
安静にすることで、痛みは徐々に消えていきますが、分離した部分がくっつき、“治る”ことはないのです。
ご両親は分離症を“治す”のではなく、痛みの再発を最大限減らすよう、今後どう“コントロールしていくか!”と考え方を変え、お子様に伝えてあげてください。
コントロールしていくとは、分離症を起こした原因を発見し、それを改善し、キープしていく事を指します。
例えば、ハムストリングの柔軟性が低い事が分離症になった原因であれば、ハムストリングのストレッチをおこなって柔軟性を改善し、やり続けることで柔軟性をキープすることが“分離症をコントロールする”事になります。
(柔軟性も、ストレッチをやめてしまえば、元通りの硬さです。)
継続が大切です。
体幹の筋力が足りず、体幹の固定力が足りなければ、体幹エクササイズを行い体幹の固定力を改善し、やり続ける事で体幹筋力をキープする事が、“分離症をコントロールする”事になります。
こちらも継続して補強をする事が大切です。
分離症の原因を発見することが最初の一歩
上に書いたように、分離症を起こした原因を突き止めることで、“治す”ではなく“コントロールする”最初の一歩を踏み出せます。
原因は一つとは限りません。
全部の原因を突き止め、それらを改善し、分離症をコントロールし、痛みが出ない様最大限の努力を継続する。
これが分離症、滑り症の対処方法の全てです。
FIET Conditioningの特徴
FIET Conditioningの特徴は、分離症、滑り症になった原因を突き止めるところにあります。
痛みの治療はしているが、悪化する時がまだまだ多くある
分離症になった原因なんて、全く知らない
痛みがあるときだけ病院に行くが、痛くなければ何もしていない
こんな場合は、是非一度FIET Conditioningにご来院ください。
そして分離症になった原因を発見し、継続的にコントロールしていく知識、方法を手に入れてください。