ギックリ腰とは“急に腰が痛くなった”状態の総称です。
では一体どんな人がギックリ腰になりやすいのでしょうか?
ギックリ腰を起こしやすい人の特徴を以下に種類別に分けて挙げてみました。
身体的特徴によるもの
これは遺伝的要因によって、腰痛になりやすい特徴を生まれながらに持っている人です。
よく兄弟背格好が似ているね!なんて言葉を聞きますが、遺伝的要因である程度の体の特徴は決まってしまいます。
腰椎がストレートの方、側湾症のある方などはギックリ腰のリスクは高くなると言えます。
腰自体への負担が多い生活
これは腰に負担がかかる職業に人や、椅子に座っている時間が長い職業、生活習慣の人です。
仕事で重いものを持ち上げたり、運んだりする場合は、勿論腰への負担が大きいですから、腰を痛める可能性は高くなります。
また不思議に思うかもしれませんが、立っている姿勢より座っている姿勢の方が、腰椎椎間板への負担は大きいんです。椅子に長時間座る生活を送っている方も要注意です。
体幹の筋肉が不足している
これは運動習慣のない方を指しています。
胸まわりには肋骨があって、ある程度強固な作りになっています。
しかし腰回りには背骨しかありません。
腰回りの筋肉のみが腰の骨を守る構造となっています。
解剖学アトラス プロメテウス より
上図を見ると視覚的にも分かると思います。
ほんと不安定に見えますよね。
腰椎を守るには筋肉は絶対必要なのです。
今回はギックリ腰になりやすい人の特徴を挙げました。
しかしこれらの要因はそれぞれ対策ができます。遺伝的要因がある方でも、やれる事が一つもない事はありません。
やれる対策を打って、ギックリ腰になるパーセンテージを下げる!
上に挙げた要因に一つでもご自身に当てはまるものがあれば、是非早めの対策をお勧めします。