体が硬いねー。
一度は言われたことがある方が多いのではないでしょうか?
では体のどこに問題があるのか。
これを明確に理解されている方は少ないです。
今回はいわゆる“体が硬い”と感じている方が、体のどの部分に問題があるのか明確にして、それをどう改善するかについて書きたいと思います。
体が硬いとは?
ほとんどの場合、立った状態で前屈をして手が届かなかった時に言われますね。
可動域が狭いことは、見れば分かります。
ただしどこが硬いのか、これだけでははっきりしません。
立位体前屈をして可動域が少ない場合に影響を出す要素として
- 股関節の可動域が狭いのか
- ハムストリングの柔軟性が低いのか
2つの要素をチェックしなければなりません。
股関節の“関節自体”の可動域が狭くても立位体前屈の可動域は狭くなります。
ハムストリングの柔軟性が低くても、立位体前屈の可動域は狭くなります。
あるいはどちらもあるのか。
それを明確にしなければなりません。
関節が硬いのか、筋肉の柔軟性がないのか、見分ける方法
これを見分ける簡単な方法をご紹介します。
・仰向けに寝て、膝を曲げて、足を顔の方に引き寄せます。
これだけです。
この動作は、ハムストリングの影響を出来るだけ排除し、関節自体の可動域を反映します。
この時に、膝が胸に近ければ近いほど、股関節が柔らかいということになります。
・今度は仰向けに寝て、膝を伸ばしたまま足を上げていきます。
これはハムストリングの柔軟性のチェックです。
この時に足が上がらない方は、ハムストリングの柔軟性が低いということになります。
可動域改善方法
立位体前屈が硬いと言っても、股関節関節の可動域を改善する方法とハムストリングの可動域を改善する方法を全く違います。
・股関節の可動域を改善する方法
四股
相撲の四股が股関節の可動域を改善します。
ポイントは、しっかり腰を落とすこと。
・ハムストリングの柔軟性を改善する方法
ストレッチ
そもそもストレッチは筋肉を伸ばす方法です。
股関節が硬い方がストレッチを行なっても、目的が違いますよね。
ポイントは息を止めずに、10〜20秒維持すること。
それぞれの体の状況に合わせて、使い分けてみてください。
来院のオススメ
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