前回は、腸脛靭帯炎の原因となる①中臀筋の機能性と②胸郭の動きについて書きましたが、今回はこれらの原因をお持ちの方々が、セルフで原因を取り除く方法について書きたいと思います。(痛みを取り除くのではなく、痛みの原因を取り除く方法についてです)
1:中臀筋が弱い場合
筋肉が弱いので、修正方法はもちろんエクササイズです。
ただしご自宅などでもできるエクササイズを選択しているので、是非行ってください。
- チューブを膝上に装着します。
- 肩幅より広いスタンスで、少し膝、股関節を曲げ、軽めの中腰の状態になります。
- 横方向に移動します。この際、進む一歩は小さく行い、足は閉じないで移動します。
- これを左右に繰り返し、移動します。
如何でしょう?お尻の横の部分、中臀筋がパンパンになってきませんか?
もし中臀筋ではなく、他の部分に疲労を感じるのであれば、フォームが間違っている可能性が高いです。
動画で撮影して、チェックしてください。
2:胸郭の動きに問題がある場合
手を横に伸ばして、左右に動かす動作で、行きにくい方があった場合、胸郭の動きを改善する必要があります。
胸郭の動きを改善する方法が以下となります。こちらもご自宅で簡単に行えるエクササイズを選びましたので、是非実践してください。
①バランスボール(椅子でも可)にしっかり座ります。
②上半身を左右に回旋します(10往復)
③上半身を左右に側屈します(10往復)
④上半身を左右にスライドします(10往復)
⑤上記3つを行なって1セットです。これをもう1セット行います。
このエクササイズは、力まずに行なってください。1セット目より2セット目の動きが改善できていれば成功です。
如何だったでしょう?
どちらもとても簡単で、シンプルなエクササイズなので、場所を厭わずどこでも行えます。
是非毎日行ってください。