競泳のスタートでは大臀筋をしっかり使おう!/パフォーマンスアップ/トレーニング/

2022/08/05 | トレーニング

今回は競泳のスタートを速くするためのトレーニングのヒップリフトをご紹介します。

どの種目にもあるスタート

競泳には、クロール、バタフライ、バックストローク、ブレストストロークの4つの種目があります。

これらのどの種目にも共通してあるのが、“スタート”です。

バックストローク以外のスタートはスタート台から飛び込み、同じスタートとなります。

バックストロークのみ、水の中からのスタートとなります。

どの筋肉を使うのがいい?

バックストローク以外のスタートは同じ動作となります。

この3種目のスタートで特に使うべき筋肉は大臀筋です。

みなさん、大臀筋はわかりますか?

大臀筋は“お尻の筋肉”で、お尻を触ればほぼ大臀筋です!(笑)

大臀筋は股関節の伸展動作をメインで作り出す、大切な筋肉です。

またバックストロークのスタート動作でも、股関節の伸展動作は非常に重要な動作なので、バックストロークのスタートでも、大臀筋はとても大切な筋肉になります。

出来るだけ大きな筋肉を使う

スタート動作は、止まった状態から爆発的な力を出す必要があります。

爆発的な力を出す為には、小さな筋肉ではなく出来るだけ大きな筋肉を使ったほうが効率がいいですよね。

つまり競泳の4種目のスタートにおいて、大臀筋を使うことは最も大切になるのです。

ただし、この大臀筋、上手に使えない方が非常に多いです。

この為に効率良いスタート動作ができていない方が非常に多い!

さらにスタート練習は、日頃行えることが少なく、大会前に急遽、ちょこっと練習するだけ。

これではレースの時に良いスタートを出来るはずがありません。

まずは大臀筋を使えるようになろう

そこで、大臀筋を使えていない方は、まずは大臀筋を使えるようになることをご提案します。

大臀筋の収縮がちゃんとできるようになれば、その後に大きなパワーを大臀筋につけることが可能となります。

今回からいくつかの大臀筋を使えるようにするためのトレーニング方法をご紹介します。

今回はヒップリフトです。

1仰向けに膝を曲げて寝ます。

2この状態からお尻を持ち上げます。

以上です。簡単ですよね?

この時に、お尻を手で触ってみて、筋肉の収縮がしっかりできていれば合格です。

注意点は

1踵の位置が体から遠い位置だと、ハムストリングのトレーニングになってしまいます。

2腰が反らないようにお尻を持ち上げます。ドローインをしながらお尻を持ち上げると腰が反りません。

ドローインは以前の記事で紹介していますので、分からない方はこちらをご覧ください。